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Instagramマーケティングの注意点や設定すべきKPI、メリットについて解説!

前回は、Instagram(インスタグラム)マーケティングについての基礎知識を解説してきました。
まだ、見られていない方がいましたら、そちらもチェックしてみてください。

今回は、より深く掘り下げていき、Instagramマーケティングを行うメリットやデメリット、マーケティングの事例などについて解説をしていきます。
ぜひご参考にしていただければと思います。

Instagramマーケティングのメリット

Instagramマーケティングのメリット

それでは、Instagramを活用したマーケティング施策を行うメリットについて解説を行っていきます。

Instagramマーケティングでは、主に下記4つのメリットがあります。

  • 無料で始められる
  • 検索機能により認知される可能性が高まる
  • ブランディング効果がある
  • 購買意欲を向上させ、集客や販売促進ができる

各メリットについて詳細を解説していきます。

無料で始められる

通常、マーケティング活動をするためには、顧客のニーズや課題を解決する価値を提供していかなければなりませんので、一定のコストは発生してしまいます。

ただ、Instagramを含むSNSでマーケティング活動では、無料で始めることが出来ます。

通常の投稿はいくら投稿しても費用は発生しませんので、自由に情報を発信することが出来ます。
無料で実施することができ、効果としても大きなマーケティング施策になります。

検索機能により認知される可能性が高まる

Instagramを使ったことがある方はご存知かと思いますが、キーワード検索や#(ハッシュタグ)検索という機能があります。
キーワード検索では、調べたいキーワードを検索することが出来ます。
#(ハッシュタグ)検索とは、「#(ハッシュタグ)」という記号をテキストの前に設置する事により、そのテキストがInstagram内でタグとして認識され、表示されることを指しております。

例えば、2022年のハッシュタグランキング1位は「#love」で、#loveを付けた投稿は21.4億件あります。
活用例としては、「#ルイヴィトン」と検索しましたら、Louis Vuittonに関する投稿を一覧として確認することが出来ます。

このような#(ハッシュタグ)を有効的に活用することにより、自社・自社ブランドの商品やサービスに関連する投稿へ、#(ハッシュタグ)を設置して投稿するだけで、勝手に拡散されるというわけです。

商品やサービスに興味関心を持っているユーザーは、この#(ハッシュタグ)やキーワードにて検索をすることが多いため、上手く活用することで有効的な宣伝活動を実現することが出来ます。

この検索機能を通じて、ユーザーが自社・自社ブランドの商品やサービスを発見する機会を増やすことが出来るのです。

ブランディング効果がある

InstagramというSNSは、テキストではなく「写真」「動画」の投稿がメインとなっており、テキストより視覚的な訴求をすることが出来る特徴をもっております。

自社・自社ブランドのInstagramアカウントの投稿内容を世界観に沿って統一された内容にすることで、そのブランドの世界観を伝えていくことが可能です。

このような世界観に沿った統一感のあるInstagramアカウントの運用をすることにより、オリジナルのアカウントを作ることができ、企業のブランディング効果も期待できます。

購買意欲を向上させ、集客や販売促進ができる

Instagramでは、ユーザーの購買意欲を向上させることが出来、集客や販売促進ができる機能が備わっております。
例えば、以下の通りです。

  • ショッピング機能…投稿した写真・動画からECサイトへ誘導させることが出来る機能
  • 地図検索機能…店舗・施設・事務所などの場所をInstagramのマップ上で表示させる機能
  • 予約機能…Instagramアカウントのプロフィール画面上で予約をすることが出来る機能

Instagramアカウントを有効的に運用していくことで、自社・自社ブランドの発見から、興味関心をもたせ、販売・リピートまで一気通貫して行うことができます。

Instagramマーケティングのデメリット

Instagramマーケティングのデメリット

Instagramマーケティングには、複数のメリットがあることをご理解いただけたかと思います。
Instagramマーケティングを含むSNSを活用したマーケティング施策は、無料・低コストで運用することが可能なので、費用対効果の高いマーケティング施策と言えます。

ただ、そのような反面、デメリットも存在しております。
Instagramマーケティングのデメリットは主に以下の2つとなります。

  • 成果が出るまで時間がかかる
  • 運用に負担やリソースがかかる

上記の2つについて詳しく解説をしていきます。
デメリットも理解した上で、より効率的・効果的にInstagramマーケティングを行っていきましょう。

成果が出るまで時間がかかる

Instagramを含むSNSの運用には、求めている成果が出るまでに時間がかかるものが多いです。
成果を出すためには、より多くのユーザーへ興味関心を持ってもらえるように、定期的・継続的にコンテンツや情報を発信していく必要があります。

Instagramアカウントの運用だけではなく、Instagram広告においても同様に一定の時間はかかります。といいますのも、多くの予算を使えば成果が出るわけではなく、広告の運用結果を分析・改善をしていき、最適化をしていく必要があるからです。

そのため、Instagramマーケティングはどのような施策であったとしても、即効性の高い施策ではなく、一定の時間がかかるということを把握しておきましょう。

運用に負担やリソースがかかる

Instagramマーケティングでは、写真・動画などのコンテンツを定期的・継続的に投稿していき、多くのユーザーから興味関心を持ってもらう必要があります。
さらに、キーワード検索や#(ハッシュタグ)検索、コメントなどのエンゲージメントなどを確認して、投稿内容を最適化していくことも重要です。

そのため、Instagramアカウントの運用だけでなく、Instagram広告やInstagramキャンペーン、インフルエンサーマーケティングなどに関しても、マーケティング施策を実施するためにリソースが必要になるのです。

自社内でInstagramマーケティング施策を実施する体制(リソース)がない場合は、別のマーケティング担当者が兼任したり、外部へアウトソースするなど金銭的な負担が発生したりする可能性はあります。

Instagramマーケティングを実施すべき業界・業種

Instagramマーケティングを実施すべき業界・業種

企業が運営しているInstagramのアカウント数は10,000を超えており、Instagramのリリースから個人ユーザーだけでなく企業のアカウントも年々増えていっております。

そして、今やブランドやメーカー、ローカルビジネスである店舗・施設などにおいて重宝されているマーケティング施策となっており、自社のWEBサイトやECサイトへ誘導するための窓口の1つです。

Instagramマーケティングを実施している企業は、海外・国内問わず様々ありますが、InstagramというSNSプラットフォームの特徴・特性を活かした企業・ブランド・商材との相性は良いと言えるでしょう。

コスメ・アパレル・食品・ECサイト等の業界と相性が良い

Instagramでは、写真・動画が投稿するコンテンツのメインとなっておりますので、写真で見た際に視覚的に訴求できる(写真写りが良い)商材やブランドと相性が良いといえます。

さらに、Instagramを利用しているユーザーは女性ユーザーのほうが多いため、女性ウケしやすい「かわいい」「きれい」「憧れる」「美味しそう」「楽しい」などの感情を伝えやすい商品が適しております。

そのため、題名にもあるように、コスメ・アパレル・食品・ECサイトなどの業界がInstagramマーケティングを実施すべき業界と言えます。

金融系など視覚的に訴求できない場合、工夫する必要がある

前述したように、Instagramでは写真や動画がメインコンテンツとなっております。
そのため、視覚的な訴求をすることが難しい無形商材などとの相性はそこまで高くないと言えます。

ただ、写真だけでなくイラスト・グラフ、動画などで訴求できるものもありますので、工夫することにより、成果を上げることは可能ですので、競合他社や類似業界の会社などのアカウントをチェックしてみて、どう運用しているのかを確認し、自社の戦略をたてていくことが重要です。

Instagramマーケティングで設定すべきKPI・KGI

Instagramマーケティングで設定すべきKPI・KGI

マーケティング施策で、とても重要なKPIやKGIなどの目標設定ですが、Instagramマーケティングでも必ず設定をしましょう。

Instagramマーケティングで、設定すべき項目は以下の3つです。

  • フォロワー数
  • エンゲージメント
  • 自社・商材に関連する投稿

上記3つの項目を加味して、KPIやKGIを設定していきましょう。
それぞれについて解説を行っていきます。

フォロワー数

フォロワー数は、そのままの意味で運営しているアカウントをフォローしているユーザー数となります。
自社・自社ブランド・商材などのファンの数とも考えられます。

Instagramのフォロワー数を増やすことにより、新たなキャンペーン・イベントの告知や新商品・サービスのリリースなどを投稿した際の影響力を向上させることが可能となります。
どのような業種・業界でも必要な項目と言えますので、目標設定の項目としてフォロワー数は必要な項目と言えるでしょう。

エンゲージメント

エンゲージメントは、「いいね」「コメント」「保存」などのユーザーアクション数を指しております。

投稿に対し、ポジティブなエンゲージメントの数とフォロワー数における割合もKPIとして設定することをおすすめします。

さらに、各投稿におけるエンゲージメント数の変化や影響を分析していくことにより、投稿をする時間帯や投稿頻度、投稿の内容などを最適化させていくことも重要となりますので、PDCAサイクルを効率的に回していくために設定すると良いでしょう。

自社・商材に関連する投稿

自社・商材に関連する投稿とは、主に以下のようなものになります。

  • 自社アカウントがタグ付けされた投稿
  • 自社・商材の#(ハッシュタグ)が付いた投稿
  • 自社・商材についての投稿

上記のような投稿された数というのも、重要な指標となります。
理由としては、ポジティブな内容であればロイヤリティの高いファンユーザー数と捉えられます。

また、ネガティブな内容の投稿である可能性もあります。
その場合は、「なぜネガティブな内容になっているのか」という改善点や問題を発見する重要な意見となりますので、余すことなく活用していきましょう。

Instagramマーケティングでの注意点

Instagramマーケティングでの注意点

Instagramマーケティングでは、Instagramアカウントの運用やキャンペーンの実施などを行っていくのですが、その際の方針やレギュレーションを決定しておく必要があります。

Instagramアカウントの運用を行うにあたり、注意してもらいたいポイント3つ解説をします。

ユーザーへの対応について

Instagramマーケティングで、注意すべきポイントの一つがユーザーへの対応についてです。

Instagramでは、「フォロー」や「いいね」「コメント」「DM」等を活用してユーザーとコミュニケーション・対応をすることが出来ますが、企業が運営するInstagramアカウンでは、その事前にルールを設定しておくようにしましょう。

例えば、企業によって変わってくるのが「フォロー」への対応です。
どういうことかと言いますと、フォロワーをフォローするかどうかとなります。企業・ブランドのInstagramアカウントでフォローを一切しないアカウントもあれば、フォローして頂いたユーザーを全てフォローするアカウントもあります。
もしくは、特定の関係者のみフォローするというアカウントもございますので、同対応するかは事前に決めておきましょう。

その他では、「コメント」への対応になります。
コメントに対して返信をするかどうかですが、フォロワーが少ない場合はそこまで負担にならないかもしれませんが、フォロワー数が数千〜数万などと増えた場合コメント数もとても多くなる可能性が高いため、負担も大きくなってしまいます。

その場合、コメントに対して「いいね」をするなどの対応もありますが、自社に合ったルールを設定しておきましょう。

ガイドラインに沿ったアカウント運用

Instagramでは、その他SNSと同じようにガイドラインがございます。
そのため、自由に何でも投稿できるわけではなく、そのガイドラインに沿った内容の投稿を行う必要があります。

さらに、企業が運営するInstagramアカウントは、企業の顔となっておりますので、しっかりと遵守して、投稿をしていきましょう。

特に注意していただきたい点は、画像・動画を投稿する権利や共有をする権利を保有しているかどうかです。
Instagramでは、ユーザーが自社・自社ブランドに関連する画像や動画を投稿した場合、クオリティが高くブランドに沿った内容であれば、共有したくなる可能性は高いです。
ただ共有したい場合、InstagramではTwitterのように「リツイート」をして共有することが出来ませんので、画像・動画をダウンロードして運営しているアカウントで投稿することになります。

その際に、元々投稿していたユーザーへ許可を取らずに投稿すると、トラブルへ発展する可能性があります。
その他にも、著作権のある画像の無断利用なども問題となってしまいますので、しっかりと許可を取る・許可が必要のないもの・自作したものを使うなどのルールを設けておきましょう。

Instagramの特徴・特性を活かして運用しよう

Instagramの特徴・特性を活かして運用しよう

今回は、Instagramマーケティングのメリットやデメリット、KPI・KGI、注意点について解説を行ってきました。
Instagramでは、その他のSNSと比べて「写真」「動画」がメインコンテンツのため、視覚的な訴求を行っていく必要があります。

ユーザー層へ訴求できるようにコンテンツを工夫して、興味関心を持ってもらえるように運用していくことが重要なので、自社・自社ブランド・商材はどう訴求していけば良いかをしっかりと戦略を立てて、マーケティング活動を行っていきましょう。

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