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Instagram(インスタグラム)マーケティングとは?初めての方でも分かりやすく解説

昨今では、様々なSNSプラットフォームでマーケティングを行う企業や個人がとても増えてきております。
その中の一つが「Instagramマーケティング」となります。
BtoCビジネスではもちろん、BtoBビジネスでも利用されることが増えてきており、とても注目されているマーケティング施策といえるでしょう。

各SNSプラットフォームは、それぞれ特徴が違っており、このInstagramでも特徴を生かしたマーケティングを行うことで、成果へ繋げて行くことが可能です。

ただ、Instagramマーケティングを検討しているもののどこから手をつけていいか分からない担当者や、導入を検討している企業に対して、Instagramマーケティングの基本的な知識からマーケティングの方法などを徹底的に解説していきます。

メリットや注意点、KPI等については下記の記事を御覧ください。
Instagramマーケティングの注意点や設定すべきKPI、メリットについて解説!

Instagram(インスタグラム)とは

Instagram(インスタグラム)とは

Instagram(インスタグラム)とは、Meta Platforms社(旧Facebook社)が運営をしている写真・動画を投稿できるSNSプラットフォームです。
幅広い年齢層で利用されており「インスタ」という愛称で呼称されております。

全世界で月間アクティブユーザー数10億人を超えており、日本国内でも3,300万人以上(2020年上半期時点)が利用しているSNSプラットフォームです。

その他SNSプラットフォームである、FacebookやTwitterとは大きく違っております。
Facebook・Twitterの場合、ユーザーが投稿できる内容は「テキスト」「テキスト+画像・動画」と「テキスト」を中心としたものに対し、Instagramでは「画像」や「動画」の投稿・閲覧に特化しているSNSと言えるでしょう。

ユーザー層・主要の機能

ユーザー層は、10代から40代が多く利用しており、男女比は2:3とやや女性のユーザーが多い傾向です。
機能としても、投稿してから24時間で投稿内容が消える「ストーリーズ」や、フォロワーなどに向けて発信できる「ライブ配信・投げ銭」、などといった機能が揃っており、Z世代やミレニアル世代との相性の良いものが多いです。

さらに、「ショッピング機能」が追加され、自社商材のECサイトへの誘導も可能となっており、今後はInstagram内で決済機能が追加されECプラットフォームとしても活用できる予定となっており、ますますビジネスでの利用がされることが予想されます。

Instagramのビジネス利用について

Instagramに登録をしている企業のアカウント数は1万社を超えており、年々そのアカウント数は増加しているそうです。
数多くの様々な業界・業種の企業がInstagramでマーケティング活動を行っておりますが、Instagramの「写真」や「動画」が中心のSNSのため、写真やイラストなど視覚的に訴求できるコスメやアパレル、食品・食料などが、相性が良いとされております。

そして、「インスタ映え」というワードが流行りだし、日本国内の月間アクティブユーザー数や投稿数が急増し、幅広い属性のユーザーが利用するようになりました。
その勢いに乗り、新商品のプロモーションや店舗のキャンペーン等、インスタ映えを考慮した訴求・集客・プロモーションが活発にされる様になりました。

Instagramマーケティングとは

Instagramマーケティングとは

Instagramマーケティングとは、企業やブランドのブランディングや、商品・サービスの認知度拡大・販売促進などの目標とするゴールに向け、Instagramを活用してプロモーション活動を行っていくマーケティング施策となります。

それでは、具体的にどのようなことが出来て、Instagramマーケティングでは動行っていくのでしょうか。

Instagramマーケティングの構造

Instagramマーケティングでは、主に4つの手法を活用して行われます。

  • Instagramアカウントの運用
  • Instagram広告
  • Instagramキャンペーン
  • インフルエンサーマーケティング(インスタグラマー)

Instagramアカウントの運用に関しては、Instagramでマーケティング活動を行うための土台のようなものですので、長期的・継続的に注力していく必要があります。

その理由として、その他の3つの手法「Instagram広告」「Instagramキャンペーン」「インフルエンサーマーケティング」を行った場合、そのターゲットであるユーザーは施策を行っている企業やブランドのアカウントの投稿内容などを確認して、さらに調べていくかを判断していくためです。

例えば、その企業・ブランドのInstagramアカウントが趣味趣向に合っており、より魅力を感じたのであれば、WEBサイトへ訪問したりECサイトから商品を購入したりと、ロイヤリティの高いファンになってもらえる可能性があります。

ただ、一方で興味関心を持ったユーザーがInstagramアカウントを見た際に、そこまで魅力的に感じなければ、興味関心は冷め、成果にも繋がらないでしょう。

「Instagram広告」や「Instagramキャンペーン」「インフルエンサーマーケティング」に関しては、Instagramアカウントの運用を行っていない場合でも強力なマーケティング施策となりますが、シナジーを向上させよりロイヤリティの高いファンを獲得させていくのであれば、「Instagramアカウントの運用」は必要不可欠と言えるでしょう。

それでは、次から4つの施策について詳細を解説していきます。

Instagram(インスタグラム)アカウントの運用

Instagram(インスタグラム)アカウントの運用

Instagramアカウントの運用では、Instagram上で自社・自社のブランドのアカウントを開設し、写真・動画等を投稿して運用していきます。

自社・自社のブランドにおいて重要な世界観や商品、サービスをユーザーのニーズに沿って訴求することにより、ユーザーから興味関心を持ってもらい、定期的・継続的に情報発信をしていくことができます。

もちろん通常のアカウントにある機能も使うことが出来ます。
例えば、「ストーリーズ」を投稿しフォロワーへキャンペーン告知をしたりコミュニケーションを取ったりすることもできますし、「ショッピング機能」でECサイトへ誘導したり、「まとめ機能」を使い伝えたいメッセージや重要な投稿を優先的に見せたりと、リード(見込み顧客)の獲得からリード育成(ナーチャリング)、売上やファン化までの様々なフェーズで活用することが出来るという大きなメリットがあります。

続いて、Instagramアカウントの運用における注意点やポイントについて解説を行います。
注意点やポイントについては以下の通りです。

  • ペルソナ設定
  • 投稿する写真・動画の内容
  • 投稿する種類
  • スケジュール
  • KPI設定

それぞれ詳細を解説していきます。

ペルソナ設定

マーケティング施策を行う際には必須と言える「ペルソナ設定」を、Instagramマーケティングでも行っていきましょう。

ペルソナ設定では、自社・自社ブランドの商材に興味関心のある典型的なユーザー像を作成していきます。
商品・サービスの企画・開発から販売までの一連のマーケティング戦略を立案するために、実際に存在しているかのように様々な要素を設定していきます。具体的には、年齢や性別、居住地、職業、年収、趣味、価値観、家族構成、ライフスタイル、休日の過ごし方、詳細な生い立ち…等の詳細なデータを設定していきます。

投稿する写真・動画の内容

Instagramアカウントでは、写真や動画のルールはありません。(暴力的などの投稿を除く)
ただ、自社・自社のブランドを代表する公式アカウントを運用していくのであれば、その「世界観」を投稿していったほうが良いでしょう。
興味関心のあるユーザー(フォロワー)を獲得していくためには、世界観を伝えていき、その世界観に共感を持ってもらうことが必要です。そのためには、投稿する写真や動画の内容がその世界観に沿って統一されたものでなければなりません。
そして、Instagramアカウントのプロフィールとの整合性も取っておきましょう。

例えば、有名なアパレルブランドであるLouis Vuitton(@louisvuitton)が、急に他社の電化製品や食品など全く関係のない商品・サービスを投稿したとしたらどうでしょうか?Louis Vuittonが持っている世界観に沿った投稿と言えるでしょうか?
そのように、自社・自社のブランドが持っている世界観を考え投稿していくことが重要と言えるでしょう。

投稿する種類

次に投稿する種類についてですが、以下の通りです。

  • 画像投稿…写真を投稿できる。複数の写真をまとめて投稿したり、#(ハッシュタグ)やキャプションを設定したりすることも可能。
  • 動画投稿…動画を投稿できる。投稿可能な動画の尺は3〜60秒で、写真と一緒に複数投稿したり、#(ハッシュタグ)やキャプションを設定したりすることも可能。
  • ストーリーズ…縦型の写真・動画をスライドショー形式で投稿できる。投稿してから24時間で消える特徴を持っており、通常の投稿より気軽にシェアできる点が特徴的。
  • ストーリーズライブ…ストーリーズをライブで配信できる。配信可能時間は最長で1時間で、終了するとアーカイブとして残らず消える。
  • ストーリーズハイライト…過去投稿したストーリーズをハイライトとしてプロフィール下に表示できる。24時間過ぎたストーリーから選択していつでも閲覧できるようにできる。
  • IGTV…動画を投稿・閲覧できる。通常の動画投稿では最長60秒だったのに対し、IGTVでは、最長1時間と長い動画を投稿できる。

スケジュール

スケジュールとは、更新するスケジュールのことを指しております。
更新のスケジュールは、業界や業種、マーケティング戦略、リソースの問題などによって変わってきますが、いつ投稿するかを決めずに何となく運用していると、いつまで経っても成果に繋がらず、結果として放置してしまうことになります。

その為、写真・画像・動画といったコンテンツ作成の担当者とアカウント全体を管理する担当者という2つの役割は決めておき、定期的に更新していくことが良いでしょう。
1日に〇〇回、週に△△回と明確に投稿スケジュールを決めて、運用していくことでより良い運用をしていくことが出来るでしょう。

KPI設定

KPIとはKey Performance Indicator(キー パフォーマンス インジケーター)の頭文字を取った言葉で、「重要業績評価指標」と言われております。
似ている言葉でKGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)がありますが、KGIが最終の目標設定に対して、KPIはその最終目標を達成するための業務を数値として管理していくものです。

Instagramアカウントの運用におけるKPIはいくつかあります。紹介する全てを設定して追う必要はありませんので、自社のゴールに沿ったKPIを設定していきましょう。

主なKPI

  • フォロワー数…自社運用アカウントをフォローしているユーザー数。
  • エンゲージメント…「いいね」「コメント」「保存」などのユーザーのアクション数。
  • #(ハッシュタグ)投稿数…自社・自社ブランドに関するハッシュタグが付けられた投稿の数。クチコミや評価などが多い。
  • リーチ・インプレッション数…リーチ数がUU(ユニークユーザー)数で、インプレッション数がアクセス数。1人のユーザーが投稿を10回見た場合、リーチ数が1で、インプレッション数が10となる。

Instagram広告

Instagram広告

Instagram広告とは、その名の通りInstagramで配信される広告のことを指します。
Facebook広告と同様に同じプラットフォームから配信することが可能で、精度の高いターゲティングによって、ユーザーが企業に対して親近感を持たせることができます。

さらに、世界最大規模のSNS「Facebook」へも広告配信をすることが出来るため幅広く多くのユーザーへリーチすることが出来るでしょう。

配信するための費用も数百円からスタートすることが出来たり、予算設定や配信を停止したいタイミングで終了したりと、小規模な企業でも柔軟に広告運用をすることができます。

詳しくは、以下の記事をご確認ください。
Instagram広告とは?特徴・広告の種類・配信方法を解説

Instagramキャンペーン

Instagramキャンペーン

Instagramキャンペーンとは、Instagram上で行えるプロモーション施策を指しております。
例えば、見かけたことがある方も多いと思いますが「該当のアカウントをフォローした後に〜〜という#(ハッシュタグ)を付けて投稿!」といった条件を満たしているユーザーの中から抽選でプレゼントするというものが一般的な施策です。

参加することのメリットを提供し、UGC(ユーザーが投稿したコンテンツ)獲得や販売促進、話題作りなどの目的に沿った企画を展開することができるため、多くの企業が実施している施策です。

インフルエンサーマーケティング(インスタグラマー)

インフルエンサーマーケティング(インスタグラマー)

インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーと言われる世間・消費者に対し大きな影響力を持つ人を起用して、マーケティング活動へ取り入れる手法となります。

Instagramにおいてのインフルエンサーは「インスタグラマー」とも呼ばれており、そのインスタグラマーに自社の商品・サービスのPRやクチコミをしてもらう施策です。

インスタグラマーは、幅広いジャンルの方がおり、自社の商品・サービスのターゲット層に支持されている方を起用することで、その効果を発揮します。

インフルエンサーと呼ばれる所以である通り、大きな影響力を持っている為、起用するインフルエンサーによっては数万〜数十万、さらには数百万人へ情報発信をすることも可能なため、戦略的に行うのであれば非常に有効的な施策と言えます。

さらに、Instagramだけでなく、様々なSNSプラットフォームで活動しているインフルエンサーは多く、プラットフォームを横断した施策などの実施にも非常に大きな戦力となります。

無料から初められるInstagramマーケティングを取り入れよう

無料から初められるInstagramマーケティングを取り入れよう

今回は、Instagramマーケティングの基本的な知識をお伝えしてきました。
正直、今まで何となく運用していた企業や担当者も多いのではないでしょうか?

どのようなマーケティング施策・手法にも、しっかりと戦略を立てて、KPIやペルソナなどを設定し、実施していくことが重要です。
今回の記事で、自社に合っている施策を確認できましたら、次にどう実施していくのかについて考えていきましょう!

次回では、Instagramマーケティングのメリットやデメリット、実施すべき業界・業種、注意点、KPI・KGIなどについて詳しく解説していきますので合わせてご確認ください。
Instagramマーケティングの注意点や設定すべきKPI、メリットについて解説!

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