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Twitterマーケティングの教科書【2024年版】|施策・成功事例について解説!

前回、Twitterマーケティングの基礎編としてTwitterの概要やアップデートから紐解くプラットフォームとしての特性を解説しました。
SNSを活用してマーケティングを行うことで、各プラットフォームを利用しているユーザーへリーチすることができ、成果へ繋げやすくなります。

今回の記事では、Twitterマーケティングのメリットやデメリット、施策内容、事例について解説を行っていきます。
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。

前回:Twitterマーケティングの教科書【2024年版】|基礎知識と最新情報を解説!

LINEマーケティングの具体的な施策

LINEマーケティングの具体的な施策

早速、Twitterマーケティングの具体的な施策について解説を行っていきます。
主に4つの施策がありますので、それぞれ見ていきましょう。

企業アカウントの運用

企業アカウントの運用

まずは、Twitter上で企業アカウントを運用する方法になります。
企業アカウントから定期的かつ継続的に情報やコンテンツの発信を行っていき、ユーザーとのコミュニケーションを取ることにより、企業ブランディングや商品・サービスのプロモーション、フォロワーと言われるファンの獲得を行っていきます。

企業アカウントの認知度が増え、人気になりフォロワーを多く獲得することができれば、広告費などのコストを抑えて多くのユーザーへプロモーションを行うことが出来たり、ユーザーからのフィードバックや意見、率直な感想等から商品・サービスの改善を行ったりすることができ、ビジネスをしていく上で多くのメリットがあります。

【メリット】無料で利用できコアなファン獲得に繋げられる

Twitterの企業アカウントは完全無料で開設をすることができ、ツイートと言われる投稿などの機能も無料で利用できます。その他SNSでも、無料で利用することが出来るというSNS活用のメリットです。

ユーザーとコミュニケーションを直接取れる事により、ユーザーとの関係性構築をすることができれば、ブランディングを行えたり、今までのマーケティング施策で獲得したファンと比較しても遜色のないorそれ以上のコアなファンを獲得したりすることができます。

そのように、ファンになって頂いたユーザーは、ツイートやブログ等で商品・サービスの意見や感想を伝えてくれたり、改善に繋がるようなフィードバックをしてくれたりと、今後のビジネス展開において大きく貢献してくれる可能性も高いです。

【デメリット】ノウハウが必要で、人気がでるまで時間がかかる

Twitterは、即時性と拡散性が特徴的なSNSプラットフォームですが、その拡散性故に「炎上しやすい」というリスクもあります。

企業アカウントで行わないと思いますが、他者を避難するような言葉や過激なツイートをしてしまいますと、炎上する可能性が高くなります。ですので、企業アカウントを運用していくのであれば、コミュニケーション能力やネットリテラシーはもちろんのこと、運用をしっかり管理していく必要があります。

さらに、ファン・フォロワーの数が一定数以上獲得できなければ、マーケティング活動として効果的に行うことが出来ません。フォロワーを一定数以上獲得するまでに時間はかかってしまいますし、運用担当者はフォロワーを獲得できるためのTwitterの知識やマーケティングのノウハウが必要です。

Twitter広告

Twitter広告

次の施策として、Twitter広告があります。
Twitter広告とは、Twitterのタイムラインと呼ばれる投稿(ツイート)が一覧で見られる場所や、検索画面で広告配信ができるSNS広告の一種です。
Twitter広告も、その他SNS広告と同じように、詳細で正確なターゲティングを行うことができます。

さらにTwitter広告では、活用しているユーザー層が若年層ということもあり、ユーザーにあった商品やサービスであれば、効果を発揮できます。

そして、Twitter広告の最大の特徴は、リツイートをしたツイートが2次拡散されることです。そのツイートをみた別のユーザーへ届き、さらにリツイートしてくれる可能性もあります。
このように鼠算的に広がりうる可能性がありますので、拡散力はとても高いですし、リツイートされた広告は広告費用がかからないという特徴もありますので、拡散性の高い広告を配信することでコストを下げることも可能です。

参考:Twitter広告とは?【基礎知識・メリット・広告フォーマットについて解説】

【メリット】費用対効果(ROI)が高く、潜在層へアプローチすることが出来る

Twitterでは、投稿されたツイートをリツイート(拡散)できる仕組みがあり、Twitter広告では拡散された広告に対して費用が発生しないようになっている為、拡散されやすい広告を作成することにより、費用対効果(ROI)を高めることが可能です。

そして、SNS広告の特徴として詳細なターゲティングを設定する事ができます。例えば、ユーザーの性別や年齢、地域、興味関心、仕事、利用デバイスなど、その他にも多くの設定項目があり自社の商品・サービスの対象ユーザーへ広告配信を行えます。
Twitter広告でも上記のような設定をすることができ、かつ拡散される可能性もありますので、潜在層へアプローチをすることが可能です。

参考:Twitter広告のターゲティングについて徹底解説!【2024年最新版】

【デメリット】想定より費用が発生する可能性も。分析・改善が出来なければ広告効果が伸びない

Twitter広告では、配信枠という枠があるのですが、同じ配信枠で広告配信を希望する競合とオークションを行い入札していきます。
人気の配信枠では、その入札額は高騰し、配信頻度が高いほど広告費用が多く発生していきます。そのため、希望している配信枠や配信頻度によっては、想定より費用が発生してしまう可能性もあるのです。

そして、SNS広告だけではないのですが、広告を配信してその効果を最大限発揮させるためには、広告の分析や検証・改善を行う必要があります。社内でTwitter広告やデジタル広告に対してのノウハウがない場合は、費用対効果(ROI)を高めていくことは困難です。

今からノウハウを学ぶには、コストと手間がとても掛かりますので、広告代理店などに依頼して運用を代行してもらう手もあります。大抵の場合、運用費(広告費)×20%が手数料として発生します。

Twitterキャンペーン

Twitterキャンペーン

続いて、Twitterキャンペーンです。
Twitterキャンペーンにより、自社ブランドや商品・サービスの情報をユーザーの口コミによって拡散していく方法になります。
参加することで、抽選で何かプレゼントをもらえる等のユーザーにとってメリットのあるキャンペーンへ参加してくれるユーザーを集客していきます。

参加条件としては、「フォロー」や「リツイート」、「#(ハッシュタグ)投稿」等の条件を設定することにより、フォロワー獲得や情報の拡散、UGC獲得(ユーザー投稿獲得)等の、目的やゴールに応じて、成果の種類をコントロールできます。

Twitterキャンペーンでは、企業が良く活用しており、注目を集めることによりTwitterトレンドに入り、爆発的な拡散をしていくことが可能になり、Twitterの特性を十分に発揮させる施策を行えます。

【メリット】成果を確保しつつ拡散することが出来る

Twitterキャンペーンのメリットとしては、ユーザーの口コミによってキャンペーンの情報を拡散できるという点にあります。

例えば、「フォロー+リツイート」の形式でキャンペーンを行うことにより、参加ユーザーに企業アカウントをフォローしてもらい、更にリツイートで情報拡散をしてもらえます。一石二鳥のような施策です。

その他では、「フォロー+#(ハッシュタグ)投稿」のキャンペーンを行うことで、企業アカウントをフォローしてもらい、更に自社商品・サービスやブランドに対する投稿(UGC)を増やしていくことか可能です。

昨今では、Twitterだけでなく様々なSNSから商品・サービスの評判・口コミを調べ、購入するかどうかを検討する消費者がとても多くなっており、Twitterキャンペーンにより、自社のポジティブなUGCが増えることとで、検討の後押しをしたりすることも可能となります。

【デメリット】運用やプレゼント発送などのリソースを割かれる可能性もある

キャンペーン設計やKPIの設定、プレゼント確保や発送、Twitterキャンペーン中での話題作り、問い合わせの対応、抽選作業、なりすましアカウントへの対応など、Twitterキャンペーンを行う際には実施する側に大きな負担が掛かる可能性があります。

さらに、キャンペーンの規約をしっかり整備することにより、ユーザーへ不利益にならないよう個人情報の取扱・管理などの社内での業務も増えてきます。

そして、Twitterキャンペーンを行う際に、広報担当・部署と連携をして発信していったり、広告配信により多くのリーチへ集客をしたりするなどの、様々な手法を使うことで盛り上げていく必要がありますので、他部署・部門との情報連携は必須です。

このようにTwitterキャンペーンは、拡散し注目された場合のメリットが大きい分、その反響に企業がしっかり対応できるかが重要になってきますので、準備や連携を行い慎重に進めていく必要があるのです。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティング

最後の施策としては、今までとは少し毛色が違うのですが、インフルエンサーを起用してマーケティングを行うことです。
Twitterのインフルエンサーを起用して、商品やサービスのPRやキャンペーンの紹介等をしてもらうことにより、そのインフルエンサーのフォロワーへ情報発信をすることができます。

インフルエンサーを起用したPRですと、広告という感じでは少なくなり、自社の商品・サービスのターゲット層へ短期間・効率的に情報発信できるということが特徴となります。

【メリット】広告と思わせないような自然で訴求力の高いPR

Twitter広告以外のTwitterマーケティングでは、フォロワー数が成功できるかどうかに大きく影響してきます。
ただ、企業アカウントを開設したばかりなどフォロワーが少ない企業も多いかと思いますのでその場合は、Twitterのインフルエンサーを起用して、そのインフルエンサーの多くのフォロワーへ情報発信をすることも、一つの手です。

一アカウントとしてツイートをしてもらうことで、広告と思わせないような自然なPRを実現でき、影響力もあるので訴求力の高い施策と言えます。

【デメリット】キャスティング費用が発生する

デメリットとして、インフルエンサーを起用する際のキャスティング費用です。
一般的にフォロワーが多い(人気の高い)ほどその費用は高くなってきます。

その費用の計算には「フォロワー単価」という指標を使うことが多く、フォロワー1人あたりの金額的な価値のことです。例えば、フォロワー10万人のインフルエンサーへ頼む際、フォロワー単価が3円であれば、10万人×3円で30万円のような計算になります。
上記は、例となっており、一般的な相場では1回の投稿でフォロワー単価が2円〜4円のケースが多いです。

Twitterマーケティングの成功事例

Twitterマーケティングの成功事例

Twitterマーケティングでの成功事例を紹介します。
今回は、企業アカウントとTwitterキャンペーンの事例です。

スターバックスコーヒー|企業アカウントの成功事例

スターバックスコーヒー|企業アカウントの成功事例

アカウント:スターバックスコーヒー(@Starbucks_J)
フォロワー:553.3万人(2022年3月10日時点)

日本でもとても人気のある海外発のコーヒーチェーンであるスターバックスコーヒー。

1日に1回以上は投稿をされており、内容もスターバックスコーヒーを連想できるような拘りを感じる写真や動画を使われております。

新商品のPRやキャンペーン情報の発信をツイートしており、フォロワーからの反応もとても高いため成功事例として選出しました。

マクドナルド|Twitterキャンペーンの成功事例

マクドナルド|Twitterキャンペーンの成功事例

アカウント:マクドナルド(@McDonaldsJapan)
フォロワー:445.3万人(2022年3月10日時点)

こちらも海外発の大手ファストフードチェーンであるマクドナルド。

この事例では、「#今からてりたまたべよっか」というハッシュタグをつけてリプライ・投稿することで、1,000円分のマックカードが抽選で当たるというキャンペーンを行っています。
その結果、リプライが8,276件・リツイートが5,684件・いいねが8,577件の成果につながっており、新商品の大きなPRをすることが出来ています。

最後に

今回は、前回よりマーケティングよりの内容をお伝えしてきました。
しっかりと施策を理解して、自社にとって何が一番合っているのかを考えて、マーケティングを行っていくことが成功への近道となっておりますので、Twitterの企業アカウントを見て真似できるところは真似をしていきましょう。

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