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Twitterマーケティングの教科書【2024年版】|基礎知識と最新情報を解説!

Twitterといえば、皆様利用しているかは置いといて知っているかと思います。
SNSプラットフォームであるTwitterですが、BtoB・BtoC問わずマーケティングでの活用をされることも多くなってきており、その施策内容や手法は様々あります。

今回は、Twitterを使ったマーケティングについて基礎知識と最新情報について詳しく解説をしていきますので、ご参考にしていただければと思います。

Twitterとは

Twitterとは

Twitterでは、140文字以内も文字と写真や動画を投稿できるSNSプラットフォームになっており、LINEやYouTubeに次ぐユーザー規模を保有しております。

基本的な利用方法は、文章や写真・動画等をツイートすることができ、またフォローしているユーザーのツイートも見ることができます。
140文字の制限があるので、長文を書くというより日常の出来事等をフォロワーへ伝えたり、相手の投稿を閲覧して、いいね・リツイート・共有を取ったりすることでコミュニケーションを行うプラットフォームになります。

Twitterを活用しているコアユーザーは、10〜30代の比較的若年層が多く、男女比は現在1:1です。国内の推定ユーザー数は2017年10月時点で4,500万人となっており、現時点ではさらに多い人数がTwitterを活用していることが予想できます。

Twitterユーザーの傾向

Twitterユーザーの傾向は以下の通りになります。

  • 日本国内の月間アクティブユーザーは4,500万人(※2017/10時点)
  • 全世界でのアクティブユーザーは3億3,000万人(※2019/Q1時点)
  • アクティブユーザー(日別)は右肩上がり傾向で、2021年Q3の決算報告では全世界のMDAU(収益化可能なデイリーアクティブユーザー)は昨対比13%UPの2億1,100万人
  • 日本国内のユーザー年齢層は10〜20代が多いものの、30代も36%

Twitterと聞くと、若い10〜20代の利用がイメージされやすいですが、30代以上も多く利用しております。

Twitterの特徴

Twitterは、即時性の高いメディアとなっており、最新情報を欲しているユーザーが多いというのが特徴となっております。Twitter Japan社の調査によると、月間あたりのTwitterユーザーの67%は、Twitterを活用して情報検索を行っているという結果が出ました。

出典:Twitterでわかる現代の消費行動パターン|Twitter Japan

さらに、検索される・されやすい情報は性別によって異なっており、男性では「時事問題」「インターネット」「テクノロジー」など、女性では「美容」「ファッション」「グルメ」「料理」などの情報を見る傾向が高いです。
検索方法で一番利用されている方法は、「キーワード検索」となっており、Twitterで情報検索や収集を行うユーザーの72%がキーワード検索を利用しております。

企業がTwitterを活用して、情報の発信やコンテンツ配信を行う際には、Twitterのユーザーが「検索する・検索されやすい」キーワードを調査して、戦略的に発信していくことが良いです。

Twitterのアップデートから考えるプラットフォームとしての特性

Twitterのアップデートから考えるプラットフォームとしての特性

それでは、より詳しくTwitterについて考えていきましょう。
2021年にTwitter内で行ったアップデートからどのようなプラットフォームなのか紐解いていきます。
その結果、4つの分類に大別することができます。

  1. コミュニケーションの安全性向上
  2. 健全なプラットフォームの育成
  3. 積極的に会話を発生させるプラットフォーム
  4. 企業のTwitter活用促進

それぞれについて解説を行っていきます。

コミュニケーションの安全性向上

Twitterアカウントのセキュリティ強化について
2021年7月から2要素認証(2FA)に物理的セキュリティーキーを利用することが可能となりました。従来までの2要素認証以上に安全性を向上させることができます。

ヘイト行為に対するTwitterルールのアップデート
2021年12月からヘイト行為に対するTwitterポリシー対象の範囲を拡大されました。今までのヘイト行為に対するTwitterポリシーの範囲は「宗教」「社会階層」「年齢」「障がい」「病気」「人種」「民族」「出身地」による他者の人間性を、否定する発言や言葉を使用することが禁じられておりましたが、このアップデートにより、追加で「ジェンダー」「ジェンダー・アイデンティティ」「性的指向」を取り上げて人以外の生物や物に置き換えるような言葉・発言を禁止されました。

Twitterの安全機能をまとめた「プレイブック」日本語版を発行
プレイブックとは、Twitterを今まで以上に安心して利用できるための手引となるものです。今までは、日本語版のプレイブックがなかったのですが、日本語版(全26P)が公開され、誰でもダウンロードできるようになりました。

健全なプラットフォームの育成

第17回「Twitterの透明性に関するレポート」からのインサイト
Twitterは、企業や規制当局、市民社会、一般市民の中で有意義な透明性を基盤とされており、オープンインターネットの維持と保護をしていくための取り組みにおいて、重要な指標となっています。そして、その基本的信条に沿って、Twitterが年2回発行の「透明性に関するレポート」へアクセスする方向けに対して、よりデータを分かりやすく、更に分析しやすいよう「Twitter透明センター」を立ち上げております。

Twitter初のグローバルインパクトレポートを公開
Twitter設立の2006年から行ってきた「環境」「社会」「ガバナンス」の分野の活動内容をまとめた「グローバルインパクトレポート」を初公開しております。

責任ある機械学習イニシアティブの開始
責任ある・応答性が高いコミュニケィ手動の機械学習(ML)システムによる全社的イニシアティブを通じて、「Twitterのアルゴリズム決定に対する責任を持つ」「結果の平等性・公平性」「Twitterの決定及び決定までのプロセエスの透明性」「エージェンシー及びアルゴリズム選択を実現」を実現していくことを知らせています。

新たな認証申請プロセスの導入および今後の取り組み
Twitterでは、2021年に明確な認証条件を設定し、ユーザーからのフィードバックを基に新たなポリシーを作成したことを発表しております。

COVID-19ワクチンの誤情報に対する取り組みのアップデート
Twitterでは、COVID-19に関する誤解を招いてしまうような非常に有害な情報をTwitter上から削除するという取り組みや、COVID-19のワクチンに関する誤解を招くツイートへラベルを適用する取り組みについて発表しております。

#世界報道自由デー で特に地域のジャーナリストを支援
紛争最前線に身をおいたり、悪意にさらされたりと無私無欲で報道を行っているジャーナリストと報道を支援することを発表しております。現在では、COVID-19のパンデミックなど非常に重要な報道を行っているジャーナリストや報道の支援を様々な場所で支援をしていくということです。

積極的に会話を発生させるプラットフォーム

#花火駅伝 皆さんのツイートを花火にして打ち上げます
2021年のゴールデンウィーク中に、お家でも楽しめるよう国内各地で花火を打ち上げるというプロジェクトである「#花火駅伝」を花火・玩具メーカーである若松屋と一緒に開催しました。

#環境の日 「#消えないでほしいもの」を募集
6月5日の環境の日を記念して、「自然」「動植物」「保護活動」「文化」などの「#消えないでほしいもの」を題材にTwitterのフリートで募集する企画を行いました。

七夕の願いを #24時間短冊 で
七夕というロマンチックなイベントを応援するため、一般社団法人七夕強化と「#24時間短冊」というキャンペーンを実施いたしました。

さよなら、フリート
ユーザーがプレッシャーを感じず、リラックスしてその時の思いを表現出来るように、フリートという機能を開発したものの、望むように活用するユーザーが増えなかったため、フリートの提供を終了しました。

ボイスメッセージが利用可能に
今まで、テキストベースで会話をするダイレクトメッセージを送ることはできましが、音声で何かを伝えることはできませんでした。このアップデートにより、口頭で伝えたいことを、音声でタイレクトメッセージを遅れるようになりました。

自分と共通の興味関心を持つ人々と会話しませんか
自分と共通の興味・関心を持っているユーザーと繋がれる・見つけられる機能として「コミュニティ」のテストを開始しました。

企業のTwitter活用促進

Twitterを広告主にとってより安全な場所にすることを強化
Twitterでは、ブランドセーフティ対策の理解を深めていき、継続的な改善・強化に取り組んでおり、今回の発表で2つの取り組みについて発表がありました。①「グローバル事業展開においてTAG(ブランドセーフティ認証マーク)の取得」、②「広告向けの会話参加設定を提供」

TwitterとMRC:ブランドセーフティ認定の合意
Twitterでは、より安全な場所にするため、MRC(Media Rating Council)の提供している認証評価である4つの重点領域全てで、認定審査を行うことをMRCと同意したと発表されました。

Twitter Proアカウントの提供
Proアカウントとは、Twitterの一般ユーザーには公開されない様々な機能やツールを提供する窓口となっており、Twitter上の存在感を向上させ強化させることが出来ます。例えば、ProプロフィールやTwitterショピング、クイックプロモート等の高度なプロフェッショナル向けのツールを利用することが出来ます。

Instagramで投稿した内容をTwitter上でシェアすると、カードプレビュー形式で表示される
Instagramで投稿した様々なコンテンツを、Twitterでリンクをシェアすることでプレビューを表示することが出来るようになりました。

Twitter広告 認定パートナープログラムを新設
Twitter広告の販売実績の豊富さや運用経験を多く持つ代理店に対して「Twitter広告認定代理店」を公式に認定しておりましたが、さらにその制度を拡充するために、認定パートナープログラムの新設をしました。

15s view:Twitterでプレミアム動画広告を購入する新たな方法
質の高い動画の再生や、視聴完了率を重要視する広告主のために、「15s view」という、15秒視聴の完了が目的の広告配信に最適化した入札モデルを導入しました。


Twitterでは、アップデートからも読み取れるよう、「Twitterを利用してくれるユーザーが特定の会話を安全に行えるためのプラットフォーム」を提供することに重きをおいており、新機能やツールの提供を行っております。

そのための行動はもちろんのこと、透明性を向上させるための様々な対策や施策を行っています。

そして、ユーザーが会話をする一つのきっかけを積極的に提供していったり、音声でダイレクトメッセージを送れるようになったりするなど、ユーザが楽しく会話するための機能や仕組みも多くリリースされていっています。

ビジネス面においては、広告を出稿する企業に向け、安全・快適なプラットフォームになれるよう、プロフェッショナル向けの機能を追加したり、広告の商品をアップデートしたりと対応を行っております。

Twitterが本来持つ、即時性や拡散性という特徴・特性を今後も活かしつつ、新たな会話ができるプラットフォームとなっていき、SNSとしての独自性を高めて行っております。

最後に

今回は、Twitterマーケティングの序章とも言える基本的なポイントや、アップデートから考えるTwitterというプラットフォームについてお伝えをしてきました。
Twitterは、とても大きなSNSプラットフォームとなっており、LINEより利用者数が少ないものの、リーチを拡大していくためには活用したほうが良いと思います。

次回は、Twitterマーケティングの具体的な施策について解説を行いますので、ぜひご覧いただければと思います。

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