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LINEでマーケティングができる?ビジネスで活用するLINEについて徹底解説【2024年版】

皆様、「LINE」って利用していますか?
ご覧になっている方は、ほぼ100%の方が利用されていると思います。
メッセージングアプリケーションとして登場してから、利用者数(ユーザー数)と活用率が圧倒的に多いコミュニケーションツールでしょう。一般的には、個人と個人でコミュニケーションを取ることが多いと思いますが、現在では企業がユーザーと繋がるために活用することも増えてきました。

LINEでマーケティングができると、知っているものの詳しく知らないという方も多いかと思いますので、今回はLINEを活用したマーケティングについて詳しく解説・紹介させて頂きます。
ぜひ、ご参考にしていただければと思います。

LINEとは?ユーザーデータ・特性

LINEとは?ユーザーデータ・特性

LINEとは、無料のコミュニケーションツールです。
対応デバイスは、スマートフォン・タブレット・パソコン・ガラ携(ガラパゴス携帯)です。

無料で、メールより素早く連絡を取り合うことが出来ますので、一つのインフラとして確立されております。

ユーザーデータ・特性

  • 国内の月間ユーザー数8,900万人超え
  • 国内人口の約70%以上が利用している(ユーザー数と人口の割合)
  • 毎日使用しているユーザーが約85%と、アクティブ率が高い
  • 男女比は男性44.4%:女性55.6%と女性のほうが少しユーザー数が多い
  • LINEユーザーは幅広い年齢層が利用している
  • 割合として40代〜50代が全体の過半数を超えており、SNSの中では高い年齢層でもリーチ可能

LINEは、メッセージングアプリとなりますが、8,900万人以上へ普及していたり、アクティブ率も非常に高かったりといった特徴を持つツールと言えます。
さらに、年齢層の幅も広いため、リーチ力も圧倒的に高いという特徴もあります。

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LINEのアップデートから考えるプラットフォームとしての特性

LINEのアップデートから考えるプラットフォームとしての特性

それでは、より詳しくLINEについて考えていきましょう。
2021年にLINE内で行ったアップデートからどのようなプラットフォームなのか紐解いていきます。
その結果、4つの分類に大別することができます。

  1. 企業・店舗とユーザー(生活者)を繋ぐ
  2. 販促ツールとしての地位を確立
  3. 広告配信メニューの拡大
  4. データ活用を横断的に行える

それぞれについて、アップデート内容をお伝えしていきます。

企業・店舗とユーザー(生活者)を繋ぐ

「友だち追加ガイド」の機能追加について
友だち追加経路の計測が可能となるURLやQRコード、友だち追加ボタンの作成が可能になり、さらに友だち追加経路が計測できるポスターのダウンロードも可能となりました。

LINE公式アカウントから「友だち」追加を開始条件に自動でメッセージを配信できる「ステップ配信」機能の提供を開始
ステップ配信では、企業や店舗が予め設定した条件に、公式アカウント内ユーザーの属性やステータスが一致した場合、公式開かぬとからメッセージを自動的に配信する機能となります。

LINE公式アカウント、「ステップ配信」の分析で確認できる指標を追加
ステップ配信の分析画面上で、開封率や開封数・クリック率やクリック数の確認が可能となりました。さらに、日時別の推移や各バージョンの比較なども確認でき、それぞれの施策別に効果検証をすることができます。

LINE公式アカウントの「プロフィール」機能の改善について
「SNSプラグイン」で各URLを設定することにより、公式アカウントのプロフィール上にSNSリンクを設置することが可能になりました。対応SNSは、Twitter・Facebook・Instagram・You Tube・TikTok・Pinterest・Spotify・Tumblrです。

「LINEコール」にURLとQRコードの発行ができる新機能が追加
LINEコールの新たな機能として、ユーザーが公式アカウントへLINEコールをするためのURL・QRコードを発行することが可能となりました。WEBサイト・SNS等での発信や店舗でのアナウンスでURL・QRコードをユーザーに対して案内することにより、LINEコールの利用促進ができます。

LINE、LINEが認定するパートナーから「LINE公式アカウント」の 運用支援を受けることができる「運用サポートパック」の提供を開始
「運用サポートパック」とは、LINEマーケットプレイスにて提供されているサービスとなっており、公式アカウント運用のノウハウを持っているパートナーとLINEが認定した企業と、運用に課題を抱えている企業のマッチングをさせて、効果的・効率的に運用ができるよう支援するサービスとなります。

デジタル販促ツールとしての地位を確立

「クーポン」の仕様変更について
変更内容は、「利用画面のデザインや表示内容の順番変更」「クーポンのタイプ別に5種類のアイコン表示」「LINEとTwitterへシェアボタンを追加」となります。

プロフィールに「混雑する時間帯」プラグインが追加
プラグインを追加することにより、LINEが独自集計したデータを基に店舗の平均的な混雑状況のグラフを時間帯別・曜日別で表示させることが出来ます。

「ショップカード」の機能追加について
顧客が店舗のQRコードなどでショップカードを追加した場合(追加していたショップカードも含む)、「LINEマイカード」の「マイカード」上に表示させます。

LINEのデジタルチラシ「LINEチラシ」、 新たにLINEの「トークリスト」との連携開始
LINEチラシとは、従来オフラインで配布をすることが中心だったチラシ・DMをユーザーの生活エリアや興味・関心に沿って、LINEを通じてパーソナライズされた内容を配信することができるデジタルチラシサービスとなります。そして、LINE内でもアクティブ率が非常に高いトークタブ上部のコンテンツ枠「トークリスト」との連携を開始されました。

LINE、新サービス「LINE STAFF START」の本格提供を開始 さまざまな業種・業界の企業・ブランドへの導入、店舗スタッフによる活用が決定
「LINE STAFF START」とは、店舗や企業のスタッフがユーザーとLINE上でコミュニケーションを直接取れるサービスです。機能を組み合わせて活用することにより、リッチな1to1オンライン接客を可能となり、メッセージの通数による課金なしで利用可能です。

広告配信メニューの拡大

「LINEギフト」の新広告メニュー「ペアギフト」の提供を開始
ペアギフトとは、LINEギフトを通じ、友だちに対して商品を購入してプレゼントすると、プレゼントしたユーザーにも同じ商品が無料でもらえるキャンペーンの実施ができる広告メニューになります。新型コロナウイルスの影響で会いたい人に会えない為、2020年のLINEギフト流通額が前年比250%と急増しておりますので、リーチを増やすことができます。

LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEマイカード」での広告配信を開始
LINE広告では、LINEとLINE関連サービス上で配信することができる広告になっており、配信先は、タイムライン・LINE NEWS・LINE BLOG・LINEマンガ・LINEポイントクラブ・LINEショッピング・トークリスト・ウォレット・LINEチラシ・LINEクーポンでした。このアップデートでは、新たにLINEのポイントカード管理サービスである「LINE毎カード」上でも広告配信ができるようになりました。

LINE、トークリスト最上部に運用型広告を配信できる「Talk Head View Custom」を9月より提供開始
Talk Head Viewは、LINEのトークリスト上部に静止画広告を掲載し、ユーザーがタップした際にエキスパンドされた動画広告を再生させることが出来ます。ただ、1ユーザーあたり広告配信は1回/日までで、配信期間は1日限定で配信設計に対して制限があるため、商材やキャンペーンによる実施が難しいという課題がありました。
Talk Head View Customでは、1ユーザーあたり配信期間中に最大10回まで配信可能・LINE広告同様のターゲティング設定可能・配信期間は1日から31日の中で自由に設定可能となり、各商材やキャンペーンに沿った広告配信ができるようになりました。

「友だち追加広告」リニューアルのお知らせ
友だち追加広告とは、公式アカウントの友だち獲得を目的に配信する広告となりまして、このアップデートによって3つの機能が追加されました。
①ターゲティング設定
・半径ターゲティングの設定(自社の所在地や店舗住所を中心として、広告の配信地域の半径指定をすることが可能)
・年齢ターゲティングの幅拡大(「50〜54」「55〜59」「60〜64」「65〜」と年齢設定が可能)
・配信ボリュームを増加(エリアごとに配信する場合、そのエリアで勤務しているユーザー・そのエリアに最近行ったことのあるユーザーへも配信が可能)
②予算設定
・1日の予算設定をすると、その予算額に到達するまで自動で広告配信が可能
③サポートプログラム等の充実
・LINEアドバイザーが「友だち追加広告」の設定サポートしてくれるサポートプログラムや広告出稿ガイドのアップデート

横断的データ活用

LINEリサーチ、定性調査における新メニューとして 「オンラインインタビュー」の対応を開始
LINEリサーチとは、LINE社保有する約552万人(2021年8月時点)の国内最大級のアクティブな調査パネルを基にスマホ専用のリサーチプラットフォームになります。そのLINEリサーチでは今までグループインタビュー・デプスインタビュー・会場調査という対面での調査が一般的でしたが、このアップデートでオンラインインタビューを追加しました。オンラインインタビューでは、全国を対象に募集し、広い範囲で生の声を聞く定性調査を可能としております。

LINEリサーチ、簡単・スピーディーに調査が可能な「ライトコース」で新たに「1問スクリーニング」機能をリリース
LINEリサーチの「ライトコース」では、簡単に素早く低価格でLINE上でアンケートを実施することができるセルフ型コースとなっております。そのライトコースで新機能として「1問スクリーニング」が追加され、従来では実施できなかったオリジナル条件で1問分のスクリーニング調査を行うことが出来、調査対象も任意のものに設定することが出来ます。

LINEリサーチ、調査データにLINE広告の詳細ターゲティング項目「趣味・関心」を付与可能に
LINEリサーチでは、広告配信プラットフォームであるLINE広告の詳細ターゲティング配信で設定することが出来る「趣味・関心」の項目を調査回答データとして付与できるようになりました。

LINEリサーチ、調査結果データをLINE広告の類似配信のシードデータとしても活用可能に
LINEリサーチによる調査結果のデータを、LINE広告の類似オーディエンスの基であるシードデータとして活用できるようになりました。これによって、より直接的なマーケティング戦略を立てたり、実施したりすることができ、広告効果の最大化を実現できます。

●LINE、LINEのデータと広告主が持つ自社データなどを統合管理して広告配信に活用可能な「ビジネスマネージャー」の提供を開始
ビジネスマネージャーとは、LINEの法人向けサービスを通してLINE社がユーザーの許諾を得た上で取得したデータと、広告主が持っているデータを統合・管理することができるサービスとなります。複数の広告サービスのアカウントデータを公式アカウントやLINE広告の配信に活用することが出来ます。


時代に合った新たな生活様式が多くの人へ浸透していき、オンラインでのコミュニケーションも当たり前のインフラとして確立されております。

LINEでは、LINEの公式アカウントやチャット、LINEコール等により、企業や店舗とユーザーを結びつける機能を充実させ、中小のビジネスや店舗など企業規模を問わずに、利用できるようアップデートや機能追加等を行っております。

そして、デジタル販促では、ユーザー数等の国内における圧倒的リーチ力や利用ユーザーのアクティブ率を活用して、デジタルチラシやクーポン、カード、接客など販促する上で必要になる機能やツールを使いされています。

その他にも、広告メニューも拡充されており、広告効果の最大化を実現できるよう配信場所の追加・ターゲティングの充実などを取り組んでおります。

そして、現在ではCookie規制が大きな課題となっており、企業が保有するデータの活用方法が変化している中、LINEとの連携など規制に影響されないデータ活用ができるようになっております。

最後に

今回は、基本的な部分と2021年のアップデートから紐解くプラットフォームについて解説を行ってきました。
LINEは、ほとんどの方が使っているツールなだけあって、膨大なデータやリーチ力を有しているコミュニケーションツールとなっております。
そのLINEを使ったマーケティングによって、今まででは出来なかった施策や調査などを行えるようになりますので、自社にとって合っていると思うのであれば、活用をおすすめします。

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